先日、奈良の秋篠音楽堂でダン・タイ・ソンのピアノリサイタルがありました🎹
彼はベトナムのハノイに生まれ、モスクワ音楽院を卒業。1980年にアジア人初のショパン国際ピアノコンクールで優勝しました。
記憶の新しいところだと昨年ポーランドで行われたショパン国際ピアノコンクールにて優勝したブルース・シャオユー・リウの師匠でもあります。
6月に前売り券が発売になると同時に即完売!いかにショパン国際ピアノコンクールが日本の皆さんに浸透しているか分かります(日本人はショパンが好きですしね♪)
全国の大都市の有名なホールに混ざって奈良に来ていただけるなんて✨ありがたいことです。
かれこれ30年ほど前の学生時代、東京で聴いて以来でしたのでとても楽しみに伺いました。
演奏曲目はバッハ「オルガンのためのソナタ」をピアノ用に編曲してあるものからスタート。オルガン曲だけあってもの凄い音の重厚感で、もう1本腕があるのではないかと思うほど❗️音域も広いし、弾くだけで大変そうなのにサラリと弾かれ、それでいて音の印影や距離感がとても素敵でした。
その後、モーツァルト、ベートーヴェンのソナタ。古典は私としてはもう少しシンプルな演奏が好きですが工夫されていて面白かったです。
そして後半のプログラムはショパンの小品を沢山弾いて下さいました。
ショパンは言うまでもなく、確立され自信を持った演奏で、特にマズルカは絶対に真似出来ない、素晴らしいものでした。
皆さんうっとりして聴いておられ、あっという間に終わってしまいました。
心地よい気持ちで帰路に着きました。
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