先日、大阪ザ・シンフォニーホールにて「マルティン・ガルシア・ガルシア ピアノリサイタル」に行って参りました。
ガルシアさんは一昨年のショパン国際ピアノコンクールで3位になられたスペイン人のピアニスト。コンクール入賞したことで世界中を回って演奏しておられます。
コロナ禍真っ只中の2021年10月、約1ヶ月に渡ったショパン国際ピアノコンクールを私はアーカイブ配信で色々なコンテスタントの演奏を聴いていました。
その中で結構派手なミスをするものの、大きく身体を左右に揺すりながら歌心や音の印影、種類など変幻自在でまるでマジシャンのようなステキな彼の演奏に惹かれていきました♪
1次、2次、3次とあれよあれよと予選を通過し、本選では数少ないショパンのコンチェルト2番を演奏し、結果第3位とコンチェルト賞を獲得しました。
演奏に魅了された私は日本に来られたら絶対に聴きに行きたい❗️と思い、ようやく先日思いが叶ったというわけです。
2階右側の席からはFAZIOLIピアノの煌びやかな響きと共に彼の表情や動き、そして演奏に合わせた美しいテノール(鼻歌)が良く聴こえたり見えたりしました。
前半はショパン国際ピアノコンクールでも弾いたワルツやポロネーズなどの小品、後半は打って変わってシューマンの「交響的練習曲」で重々しく、音色がガラッと変わりました。
アンコールはモンポウやラフマニノフを弾いてくれました。
男性ピアニストにありがちな力でねじ伏せる演奏やショパンを弾く時にありがちなルバートたっぷりのねちっこい演奏では全くなく心地よい気分で、日常の疲れを癒していただきました✨
本当に行って良かったと思いました。
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