ピアノを人前で演奏するとき、最終的に『暗譜』で弾くことが望ましいです。
なぜかというと演奏するにあたって目線を楽譜に向けることにより音符を追いかけることに気を取られ、自分の演奏を耳で聞いたり、全体的な曲の組み立てを考えたり集中出来ないからです。
『暗譜』は時間をかけて少しずつ覚えていくのですが、メロディラインは割と心の中で歌いやすいこともあって覚えられるのですが、伴奏の方は同じ形、リズムであっても少しずつ音が違ったりして覚えにくいものです。
そういう時は1拍目だけ取り出して横の動きで覚えたり、メロディラインと伴奏の1拍目だけ合わせていき響きで覚えるとか、人によっては視覚で覚える方が得意なら楽譜をそのまま脳に刷り込むとか、色々なやり方があります。
あと大事なことは『暗譜』の段階になっても1日の練習のなかで半分近くは楽譜を見て練習してほしいと思います。
なぜなら1音1音隅々まで作曲家のメッセージを見落としてほしくないからです。
指づかいや音間違いなどは最後の方はないとは思いますが、フレーズの取り方や強弱、音の長さ、ペダルなど、それから先生に言われた、書かれた注意書きなど最後までよく見てほしいのです。
『暗譜』と言われたらあぁもういつも楽譜を見なくていいんだ、さようなら👋なんて思っているそこのあなた!いつの間にか自己流になっていってしまい、もしかしたら勘違いして覚えてしまっているかも知れません。
楽譜とは仲良く最後までお付き合いしてあげて下さいね♪
今日もまた新たな発見があるかも知れませんよ。
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