この時期、全国のあちこちでコンクールの予選が行われています。
私が子供の頃はコンクールといえば数も少なく、上位入賞することで大きいホールでコンサートが出来たり、箔をつけるためだったり、有名になって仕事をとるために受ける人が多かったように思います。
今は大小様々なコンクールがあり、町おこし的なものもあれば、一人の作曲家に焦点を当てたもの、賞状やトロフィーが立派でもらうのが楽しみなもの、参加できる年齢も幼稚園児から趣味でピアノを弾かれている大人のためのコンクールも…挙げればキリがないくらい沢山開催されています。
受ける方も上記のような切迫詰まったものではなくて人前で弾くことに慣れるためとか、課題曲をいつもより深く掘り下げてじっくりと勉強してみようとか、仕上げたことを披露した後の達成感を味わう、など多岐にわたった目的で参加される事が多いです。
当教室ではある程度実力がついてきたなぁと感じた生徒さんにはその方にあったコンクール参加をお勧めしています。
しかし強制ではありませんのでよく考えてから参加していただいています。
発表会とはまた違った空気のなかで演奏する機会はきっとピアノを演奏する上で技術向上だけでなく、人間としても一回り成長出来るチャンスだと私は思います。
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