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指番号

新年になり、全ての生徒さんのレッスンもひと通り終了しました。皆さん気持ち新たに頑張って練習してきて下さいます。


今回は指番号のお話をしたいと思います。

大抵のピアノの楽譜には1から5までの指番号が書かれています。右手も左手も1は親指、2は人差し指…と決められています。

子供さんの使う初歩の教材には1音1音ほぼ全てに指番号が書かれています。なぜなら先程書いた1〜5の指づかいに早く慣れるためや滑らかな演奏をするために手の甲や手首、肘、腕全てに無駄な動きをさせないためです。

万人に弾きやすいよう、日々出版社や編集者は考えています。


そして中級以降になると音の数がかなり増えるので全ての音には指番号を書いてくれなくなります。同じパターンや和音の度数、これくらいの幅で弾くならこの指づかいで、など自分で気づいて考えていかなくてはなりません。

時々このパターンに当てはまらないなとか、いつもと違う音形が出てきた場合は指番号を書いてくれていることが多いです。

もちろん楽譜に書かれている指番号、指づかいは絶対ではないので(作曲家の指示なら守りますが世に出ている楽譜の指番号は編集者が考えているので)演奏する人が独自に考えても良いです。しかし、上記の通り指や腕において無駄な動きのないよう、万人が弾きやすい指番号をふってくれているので一度は書かれた通り弾いてみることをお勧めします。


私が日々レッスンしていてなんだか不自然な弾き方をしているなと思ったところはやはり生徒さん独自の、というかその場しのぎの本人すら意識していない指づかいで弾いていることが多いです。

楽譜には指番号をどんどん書いて何度も繰り返し練習してみるよう、その都度言うようにしています。

上級のお話はまたの機会にしようと思います。


この楽譜はモシュコフスキーの練習曲です。

右手は割と弾きやすいですが、左手はその場しのぎでは弾けません。

実は同じ音形なのではじめの小節に書いてくれてある指番号で全て活用出来ますが、なかなか弾きこまないと上手くいきません。



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