亀井聖矢ピアノリサイタルに行って来ました♪
- piacere pianoschool
- 9月10日
- 読了時間: 2分
9月に入っても夏のように茹る暑さが続いております。
先日、大阪のシンフォニーホールで「亀井聖矢ピアノリサイタル」を聴いて参りました。
亀井さんは今年の5月にエリザベート王妃国際音楽コンクールにて第5位に入賞されました。
一昨年にはロン=ティボー国際コンクールで優勝🏆しており、既に人気の若手ピアニストです。
私は5月のコンクールを配信でずっと観ており、その過酷さに驚きました。
1次予選からAとBのエチュードを2曲ずつ用意し、前日にどちらかにコンクール側から伝えられて弾きます。これはまだ序の口で、セミファイナルは30分のリサイタル形式でAとBを提出、また前日にコンクール側から知らされ、その上5分ほどの新曲(このコンクールのために書かれたもの。世界初演)も弾かなくてはなりません。
ファイナルは本番1週間前からある場所に閉じ込められ、通信機器は取り上げられてひたすら練習したり、他のコンテスタントと話し合ったり、ただただ音楽に向き合う時間を与えられます。
そんな中、直前にショパン国際ピアノコンクールの予備予選で落選して受けていた亀井さん。一度はピアノを辞めようかな、とまで思ったそうですが物凄い精神力と集中力で5位を勝ち取ったことは素晴らしいですね✨👏👏👏
リサイタルではそんなコンクールでのセミファイナルの曲を全て弾いてくれました。当日当たらなかった方のプログラム(ラヴェルの夜のガスパールやリストのラ・カンパネラなど)と新曲を前半に、後半は実際に弾いてきたプログラム(ベルクのソナタやリストのノルマの回想など)
とにかく若いのでテクニックはすごいし、エネルギーはすごい❗️その余裕をもって引くところは引くという計算しつくした緻密な演奏でした。
やはりリストが1番良かったです。
まだまだ若いし、先は長いのでこれから深みや渋みがついてくるともっとよくなるのでは、と思いました。
テレビにも出ている有名人なのでちょっといつもと客層が違ったり、熱烈なファンがスタンディングオベーションをするのでビックリしました‼️
これからも楽しみなピアニストです😊

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